UNLOCK REPORT

鎌倉の大仏はすごい

July 05, 2020

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「LAST OF US PART2」をクリア。終盤は敵キャラの行動パターンにちょっと飽きたけど、大量のゾンビから逃げる時の動線誘導の仕方は緊張感があって良かった。次は「Ghost of Tsushima」。発売が楽しみ。

退職に伴う誓約書に署名する上で、一応ローカルPCに削除漏れのデータがないか確認をした。 前職に関わるデータは全て削除・破棄完了。誓約書を書いて送付も完了。無地の封筒に手書きで宛名を書くなんて20年ぶりくらいかも。

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独立して事業をする上で最も重要視したいこととして、「収益に対して投入する人的資本の割合を最小化する」という基本方針があります。 どういうことかというと、例えば、いわゆるSES事業と言われるエンジニアの売り方であれば、それなりの経験年数を持った人であれば 80〜100万円/月で売ることが出来る。若いエンジニアが独立したり、フリーランスになる美味しさはエンジニアの需要が供給を上回っていて、人的資本の市場単価が比較的高いことにある。エンジニアはパソコン1台あれば仕事が出来てしまうので、技術力さえあればそれなりの収益を稼ぐことが出来る。このビジネスはとにかく単純で、ひたすら人的資本(エンジニア)をかき集めて、現場に入れてしまうだけで簡単に収益を生むことが出来る。(エンジニアの需要が高いうちは)

でも、ここで一つ問題がある。SESの働き方では、労働の対価として得る収益が100%なので、自分の技術力のみでひたすら働き続ける必要がある。 同じIT企業でも、サービス事業を手掛けている会社では会社の資産としてソフトウェアを開発して、その資産が収益を生む構造を作っている。

この差は結構大きくて、SESでは労働に対する収益に対してレバレッジを効かせることが出来ない。 これは、医師、弁護士、会計士など高給取りと言われるあらゆる職種にも言えることで、売上に対して投入する人的資本の割合が大きい事業(仕事)だ。

一方、鎌倉の大仏(別に金閣寺でも良い)は遥か昔に作られたものだけれど、売上に対して投入する人的資本の割合が小さい収益構造を持った資産だ。観光資源はそこにあるだけで観光客が来て、拝観料を納めてくれる。

大仏の例は極端だけれど、投入した人的資本を資産として積み重ねることが出来る事業をやっていきたいと思っています。 企業に所属する社員であっても、自分の業務として行っている事業が会社の収益構造として何を積み重ねているのかは意識する必要があります。 人的資本の投入比率が低い or 自社の資産として積み重なっていれば、労働環境はとても良くなるでしょう。

人的資本の投入比率が高い仕事は、個の力に依存したビジネスです。 メリット・デメリットがありますが、自分はとにかく楽をして稼ぎたい(ただし搾取はしたくない)という明確なビジョンを持っているので 投入する人的資本をいかに資産として積み重ねていくかを重視しています。 そのため、社名には積み重ねを意味する「Stack」という文字を入れました。