普遍の法則は無い
July 06, 2020
半沢直樹の大阪編が期間限定で無料公開されているので、一気見した。昼は駅前のパン屋で買ったパンとスープを食べた。スープは刻んだタマネギ、コーンの缶詰、コンソメ、豆乳を使って自炊。登記完了後でないと手続き上動けないことが結構あるので、Todoリストの整理を実施。
ストレスが溜まった時に書き溜めていたメモが大量に出てきたので、ネタもないのでここに備忘録として残しておく。 以下は2019/04/09にiPhoneの標準メモアプリに殴り書きされた文章です。支離滅裂だけど1年後に読み返してみると感慨深かった。
人を殺してはいけない、お年寄りには親切にしなければならない、人前で服を脱いではいけない
自己啓発の類で多いのは、このような当たり前の法則を言語化することだと思うけれど、実はシンプルな「普遍の法則」は存在しない。 正当防衛で人を殺してしまうことは許されるし、迷惑なお年寄り(若者と言い換えても良い)に対して無条件に親切にする必要もないし、温泉で服を脱がないのはむしろおかしい。重箱の隅をつつくようだけれど、普遍の法則も上記のように特定の条件下(それもかなり多岐にわたり厳密な)において、普遍となるようなものが多い。
たとえ物理法則であっても、摩擦はないものとしたり、様々な条件下で再現性を厳密に定義するように。
そうなると、どのような条件下であっても成功する法則を見つけるよりも、ある特定の条件下では確実に成功する法則を見つけて、その条件へ向けて条件を整えるアプローチが現実的なやり方になると思う。
ここで、重要なのはどの条件を固定するかという問題。それが企業の場合は理念や社是などのスローガンになってくる。
条件を固定することは、行動を制限することに繋がり、柔軟性を失うリスクを伴うため、多くの企業は抽象的な方向性を示すだけにとどまる。一方、しっかりと色のある会社は具体的な指針を示していることが多い。
さて、指針を示す上で効果的なやり方はなんだろうか。
たとえば、会議の効率をあげるために、会議の前にアジェンダを展開することをルール化したい場合
a.会議の前に必ずアジェンダを関係者へ展開すること
b.アジェンダを事前に展開しない会議は開いてはいけない
どちらがより強力で明確な方向性を示しているだろうか。規定されていることは一緒だが、後者の方がより強い方向性を示している。なぜなら、アジェンダを展開していない場合、会議を開くこと自体がルール違反だからだ。
・やることが決められている
・やってはいけないことが決められている
前者はホワイトリスト方式、後者はブラックリスト方式という。 ホワイトリスト方式の場合は、やるべきことがたくさん羅列されていて、悪い意味でマニュアル化してしまう。
一方、ブラックリスト方式の場合は、やってはいけないことは規定されているが、それ以外はやって良い方式だ。 出世する人はブラックリスト方式で動く人が多い。出世するための法則として、ブラックリスト方式で動けるかどうかは結構重要。
が、これも特定条件下での話。少なくとも、IT関連の職種かつ中小企業に所属する私の観測範囲での話であって、その他の条件でそうだとは限らない。