家計簿をつけない家計管理
July 07, 2023
午前中は自社の仕事。3期目が終わり、決算に向けた準備を粛々と進めています。 毎月仕訳を作ってきちんと締めていたので、今年の決算はバタバタせず計画通りに完遂できそう。 事務作業の後はミーティング。その後、1駅歩いてうどん屋さんへ。妻と天ぷらうどんを食べました。
午後は税理士さんとのMTGが予定されていたのですが延期となったので、会社の相方と少し雑談。今後の方針などを話し合いました。
家庭の出費をコントロールするために、いくつか施策を打ってかなり良い感じに回すことができるようになったのでここにナレッジを記載しておきます。 特に、共稼ぎ夫婦(やカップル)で出費がわけわからない状態となっている人にはオススメです。
やることはシンプルで
1. 出費に対して予算を決めて、予算の残高だけをみる
2. 現金は極力使わない
3. デビットカードを使う
給与が入る口座とは別の口座を用意して、そこに予算設定した生活費を”毎週”振込みます。 毎週で振り込むのは、出費サイクルの最小単位が1週間だからです。(金土日の出費が高く、平日は少なめ)
生活費は、生活費口座に紐付くデビットカードを使って買い物をします。 ただし、デビットカードは各社1口座1枚が原則なので、iDやQuiciPayに対応したデビットカードを発行します。 (オススメは三井住友オリーブGOLDカードです)
規約上、グレーゾーンだとは思うのですがiDやQuickPayは複数デバイスに登録することができるため、1枚のデビットカードに紐付く支払いを2つのデバイスに登録して夫婦で共通の口座から出費することができます。
あとは、毎週振込まれる予算を超過しないように残高を気にするだけでOKです。
一般的な家庭では「食費+日用品 = 生活費」が最も多く発生する費用なので、ここの管理を残高をみるだけにしてしまえば、ものすごく楽になります。 (出費の発生件数の8割以上は生活費)
続いて、生活費と同じようにその他の出費も給与口座とは別の口座に予算を立てて振込をします。 生活費を除くと、その他の出費は週に平均5件もないので管理の手間がものすごく楽です。
ここで使う銀行口座のオススメはGMOあおぞらネット銀行です。つかいわけ口座という機能があるので、メイン口座からつかいわけ口座へ予算設定した金額を定額自動振替で入金する仕組みを作ります。
メイン口座から出金されたお金は、「明細を移動」という機能を使って各予算が割り当てられたつかいわけ口座に紐づけることができます。 メイン口座のお金が常に最初に設定した金額とイコールとなる状態を目指すだけです。
GMOあおぞらネット銀行のデビットカードはiDやQuickPayには対応していないため、PayPay or d払いと紐づけて使います。 これも規約上、グレーゾーンだとは思うのですが、PayPayは複数デバイスでの同一アカウント管理に対応しているため、夫婦で同じPayPayアカウントを使って買い物をすることが可能です。(必要に応じてデビットカードを直接使うでも良い)
こうすると
・生活費はiDを使う
・残高だけ気にする
・生活費以外の出費はPayPayを使う
・メイン口座の残高が常に設定した金額となるように毎週5件ほど明細を移動する
これだけで、あとは予算設定した金額を残高が上回っているか下回っているかをみるだけでよく 急な出費で単月でマイナスになったものも、節約して黒字になったものも通算して「残高」だけを見ることで家計の状態を把握することができるようになるのでした。
ちなみに、つかいわけ口座は残高を超える出費明細を紐づけると残高をマイナスにすることができます。 そのため、急な出費で予算を越える買い物をしたとしても、それがきちんと内部的にマイナス計上され、自動設定した予算が注入される毎にマイナスが減っていきます。単月で使いすぎた予算も通算できちんと管理することができます。
家計簿アプリでは前月の黒字/赤字を翌月に持ち越せないものが多く、1ヶ月経った後は予算設定がチャラになってしまうものが多いです。 そのため、デビットカードでリアルタイムで出金することで、常に残高だけを意識すれば良い状態を作ることで管理負荷と認知負荷を減らすことができるのでした。
*GMOあおぞらネット銀行のプラチナデビットカードを使う場合は年会費3,300円で他行宛の振込手数料が20回/月まで無料。ポイントも1.2%つくので、毎週振込をするとしても手数料を気にする必要がないのでオススメです。