第4期終了
July 08, 2024
前回の投稿からずいぶん間が空いてしまいました。参加しているプロジェクト(現場)が変わってから半年以上経過。 環境や働き方に多少の変化はありましたが、特に大きな変化はなく平穏な日々を過ごしています。
今日は朝からジムへ。ジム通いは契約してから毎日継続出来ていて、今日で13日目。 週2,3で取り組むより毎日ちょっとずつ取り組む方が惰性で続くので良い。 仕事が忙しくて時間がないときこそ、ジムで朝運動した方が、生活や仕事の効率が良くなってジムへ行く時間的損失は取り戻せる。飲み会翌日でもしっかり早朝起きて通えているので、今後も継続していきたいところ。
法人経営は5年目に突入し、ある程度毎年の流れはわかってきました。 次期の役員報酬をそろそろ決めなければいけないのですが、これがなかなか色んな変数があって最適な役員報酬を決めるのが難しいです。
基本的に、給与所得にかかる税金(+社会保険)よりも法人にかかる税金の方が安いので、給与は生活に必要な分だけに抑えて、余ったお金は法人に蓄積し、最後に退職金として個人へ戻す方式を取ろうと考えています。(退職金は税金面でかなり優遇される)
給与はできる限り低く抑えていくことが、法人と家計を連結させたときの利益を最大化する最適戦略となりそうです。
そんなこともあり、最近所得税について色々と調べていてかなり理解が深まりました。 一般的に、所得税は累進課税なので”年収1,000万円だと損”などと言われていますが、そんなことは全然なく…
まずは社会保険料についてですが、労使折半も合わせた社会保険料は年収780万円以下の場合は28.3%ですが 年収1,000万円の場合は24.2%です。これは、厚生年金の掛け金に上限があるために起きる現象なのですが、年収が上がると社会保険料の負担割合は少なくなります。 年収1,000万円で換算すると約40万円。労使折半を考慮しても手取りは年間で20万円程度得です。
更に、所得税に関して。課税所得が900万円を超えると税率は33%となり、1/3が所得税として取られてしまう印象があります。しかし、実際には年収から給与所得控除で-195万円、基礎控除で-48万円、社会保険料控除で-120万円、iDecoで-27万円 他にも小規模企業共済などしていればもっと控除されますが、最低でも上の金額を控除すると 課税所得は約600万円となります。
600万円の税率は20%なので、所得税は600*0.2=120万円…と思いきや
課税所得は全体に対して20%かかるのではなく
195万円までは5%
330万円までは10%
695万円までは20%
という風に、段階的に計算されます。
なので、仮に課税所得が600万円の人の所得税は
1,950,000×0.05 + (3,300,000-1,950,000)×0.1 + (6,000,000-3,300,000)×0.2 = 77万2500円
上の計算をするのが大変なので、所得税の”速算表”には上の計算式を考慮した魔法の控除額が設定されていて
6,000,000×0.2 - 控除額(427,500円) = 77万2500円
と、上と同じ計算結果を簡易的に計算することが出来るのでした。
さて、年収1,000万円の人の年収に対する所得税率は上の計算から7.7%しかないことがわかります。 課税所得の税率が33%を超えるためには、おそらく年収で1300万円程度必要ですが、それでも課税所得が900万円を超えた分にだけ33%の税金が課せられます。
精緻に計算してみると、給与所得者(年収が1300万円程度未満の人)にとって所得税はそこまで大きな負担とはならないことがわかるのでした。