ゴースト&レディ観劇メモ
May 17, 2025
Codexを使ったVibe Codeingを試していて、その検証でCodexのみを使ってこのブログを書いてみました。 画像生成や文章の生成をCodexでそのまま指示しても、そこまでのことはやってくれなかったので、文章はChatGPTの4oを使って生成してもらい、画像も手動で挿入しました。 つまりほとんどマニュアルで作った。
以下は、ウォーキングしながら劇団四季の観劇の感想をChatGPTへ話して、ブログ用に要約してもらった文章です。
名古屋四季劇場で『ゴースト&レディ』を観てきました。この作品は、最初に配信で観たときから非常に感動して、「これは生で観るしかない」と思い、名古屋まで足を運びました。
劇団四季の舞台を初めて観たのは『ライオンキング』でした。大規模なセット、圧巻の演出、そして誰もが知っている物語の中で表現される生命の躍動に、心が震える体験でした。「さすが四季」と思わされる完成度とスケール感に感動し、「次はどんな作品を観ようか」と調べていく中で出会ったのが、この『ゴースト&レディ』でした。
そして調べていくうちに、この作品が劇団四季の完全オリジナルであり、コロナ禍の中で“演劇の火を絶やさない”という想いのもとでつくられた挑戦的な作品であることを知りました。『ライオンキング』のような海外原作ではなく、ゼロから創り上げられた物語だということ。その背景を知ったとき、私はすでにこの作品に心を掴まれていたのだと思います。
『ゴースト&レディ』は、劇団四季がコロナ禍という非常に厳しい状況下で生み出したオリジナルミュージカルです。あの時期、演劇は“不要不急”とされ、多くの舞台が中止や延期に追い込まれました。社会的にも、演劇に関わる人たちは自らの仕事を“必要とされていないもの”として扱われるような空気の中に置かれ、そこには虚しさや悔しさ、存在意義を問われるような苦しさがあったと思います。
そうした状況の中、ただ作品を作るのではなく、劇団そのものを守るために、経営陣が本気で考え、選び取ったのが「オリジナル作品への挑戦」だったのです。原作ものでは配信や柔軟な展開が難しく、自らの手で創り上げた作品こそが、生き残る道であり、未来への希望だったのだと思います。そうして誕生した『ゴースト&レディ』には、経営的な判断だけでなく、劇団全体の“生きる覚悟”が宿っていたように感じます。
私自身は地方在住というわけではありませんが、東京公演は満席でチケットが取れず、どうしてもこの作品を生で観たくて、名古屋公演に遠征しました。配信を通じてすでに心を動かされていたからこそ、「どんな形でもいいからこの舞台を体験したい」という強い衝動に突き動かされた結果の観劇でした。
また、『ゴースト&レディ』がナイチンゲールを主人公にしているという点にも、深い意味があると感じました。コロナ禍において最前線で闘っていた医療従事者の姿を私たちは目の当たりにしました。不要不急ではない、命に向き合い続けた人たちへの感謝と敬意を、作品を通して届けたいという想いが込められているように思えてなりませんでした。演劇が“不要不急”とされた時代に、“必要不可欠”な存在である医療の物語を描く。この対比と重なりも作品の背景を語る上で重要な要素だと思います。
最初は配信で観ましたが、やはり“ライブ”の持つ力は段違いです。オンラインでも充分に心を動かされましたが、「その場で演者の息づかいを感じる」「観客がその空間を共に作る」というライブならではの価値には替えられません。今回訪れた名古屋四季劇場のような中規模の空間だからこそ、舞台と客席の距離が近く、緊張感や熱量がダイレクトに伝わってきました。
その瞬間、俳優は観客の反応を感じ取り、さらに演技に熱がこもる。観客はその熱に再び心を打たれ、自然と拍手が起きる。この相互作用が生まれる空間に立ち会えるのは、ライブでしか味わえない最大の魅力だと感じました。
物語は、ナイチンゲールと幽霊の決闘代理人グレイという、実在と虚構が交錯する構成になっています。クリミア戦争の時代背景を持ちながら、そこに描かれる「信念を貫くこと」「人の命に真摯に向き合うこと」は現代にも通じるテーマであり、観ている私たち自身に問われるようでした。現代のウクライナ・ロシア情勢とも重なって感じられた点は、特に印象に残っています。
キャストについても特筆すべき点がありました。今回は新キャストでの上演でしたが、期待以上の感動がありました。劇団四季は「誰が演じても一定以上のクオリティを保つ」ことを徹底しており、お気に入りのキャストがいないからといって残念な気持ちになることは一切ありませんでした。むしろ、新たな魅力を持つ俳優に出会えることができ、観劇の喜びが増したように感じました。
さらに感動したのは、かつてエイミー役を演じていた俳優が、今回フロー役として出演していたこと。その彼女と今のエイミー役との関係性が、舞台上の物語とリアルな役者人生とを重ね合わせて見せてくれるようで、「役者としての時間の積み重ねが舞台の上に滲み出ているように感じました。キャスト表を見たときに感慨深い気持ちになるという体験もなかなかないのではないかと思います。
劇団四季の「作品が主役」という哲学。そして「スター制度を採らず、全国どこでも同じクオリティで届ける」という文化への真摯な姿勢。これらが徹底されているからこそ、どこで観ても感動でき、何度観ても新しい発見があるのだと思います。
演劇というのは、プロフェッショナルの努力と本気がぶつかり合う場です。そのライブの現場に立ち会うことで、私たち観客もまた、勇気をもらったり、心を整えたりできる。人生に迷ったとき、落ち込んだとき、「また明日から頑張ろう」と思わせてくれる。『ゴースト&レディ』は、まさにそういう作品でした。
これからも、劇団四季の舞台を四季折々に観に行きたい。そして、そのたびに、自分自身の人生をもう一度見つめ直していきたいと思います。